スタジオ・センス 誕生物語
| 私がこの業界に足を踏み入れたのは23歳の夏。 最初は建築のことなど何もわからない状態、正直言って興味もあまりないというのが本音でした。 それから数年のうちに結婚し子供が生まれ、私にも大切な家族が出来ました。住まいづくりに対する私の考え方が変わっていったのもこの頃です。 |
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| スタジオ・センス 責任者 山本 尚志 |
| 「自分も近い将来、この家族のために家を建てなければいけない。 であれば、妻や子供のために、一体どんな住まいを実現することができるのか・・・」 そう考えた私は、片っ端から本や雑誌を読んでは比較検討し、時間の許す限り住宅関係のセミナーにも参加しました。 そこで見えてきたもの。 それは、住宅業界の「光」と「影」でした。
夢と希望に満ち溢れた華やかな住まいづくりの一方で、シックハウスや化学物質過敏症で苦しんでいる人達がいる。 また、住まいづくりのイメージや雰囲気だけが先行する中で、主役であるはずの住まい手は判断基準を失い、造り手側主動の住まいづくりが当たり前のように行われているということ。 これから建築の道を歩んでいくにあたり、この現実を何とかしたいと強く感じていた矢先、学生時代の友人と家族が数年ぶりに私を訪ねてやってきました。 そこで友人は、 「○○○ハウスで家を建てることにしたよ。今月中に契約したら特典があるっていうから昨日契約も済ませてきた。」 私はその言葉を聞いたとき、何も言えませんでした。 というのも、 「契約後で夢に向かっている彼らに、今更私の住まいに対する知識や想いを話しても、彼ら家族にとっては結果的に不幸なことになるんじゃないか。」 と考えたからです。 私は一晩ゆっくりと考えました。妻や知人にも私はどうすべきかということを相談しました。 悩みに悩んだ挙句、やはり私は彼に時間を取ってもらい、全てを話そうと決意しました。 私は、完成後の彼の家に行き、心から「いい家ができたね。」という自信がなかったからです。 2時間程度ではありましたが、私の知っていることは全て話し、私も彼の2人の子供が喘息で苦しんでいるということを知ることにもなりました。 翌日、彼が涙交じりの声で一本の電話をくれました。
「俺たちの家づくり、お前に任せるよ。契約破棄の違約金はいい家に出逢うための勉強代だったと思えるよ。」その電話を受けたとき、体が震えたのを今でも鮮明に覚えています。 自分に住まいづくりを託してくれたという喜びと同時に、絶対にこの選択が正しかったと思ってもらえる住まいづくりを提案しなくてはならないという使命感からだったと思います。 家も無事完成し、彼とは今でも家族ぐるみの良いお付き合いをさせていただいています。 そのような体験を重ねる中で、私の健康配慮をベースとした住まいづくりの方向性は定まり、もっと多くの人達に真実の住まいづくりを知っていただくきっかけとして、私たちが考える理想の住まいづくりがギュッと詰まったスタジオをつくりたいという熱い想いへと変わっていきました。 住まいとは、買うものではなく、住まい手と造り手が共に造るものだと思います。 また、新築・リフォームをすることが目的ではなく、家族が健康で快適に暮らすための手段であり方法なんだと感じます。 私たちは大切な自分の家族や身近な友人のために使いたい考え方や素材だけを、ご縁をいただいた全ての大切な客様にも丁寧にご説明し、ご採用いただきたいと願っています。 そのようなスタイルを貫き、真実と本物を追求するビルダーとして、
2006年夏、スタジオ・センスは誕生しました。 |


















